Pages

Monday, June 19, 2023

次世代電池全固体電池向け固体電解質 供給能力の増強決定 - PR TIMES

今回能増する第1プラント外観今回能増する第1プラント外観

次世代型の電池の本命とされる全固体電池は、主に電気自動車(EV)における航続距離拡大・充電時間の短縮・安全性向上が期待されています。自動車・電池メーカー等は開発を加速させており、それに伴い材料ニーズがより一層高まっています。

当社は、全固体電池およびそれを搭載したEVの実用化に向け必要不可欠な固体電解質の性能の向上および量産技術の開発を加速させ、質と量の両面で応えることで、全固体電池の普及・拡大に貢献してまいります。

■固体電解質の事業化へ向けた当社の取り組み

小型実証設備(第1プラント、第2プラント)で製造したサンプルを活用し、自動車・電池メーカー等のニーズを把握しながら開発を推進することで、迅速に適切な材料仕様を作り上げます。そして、小型実証設備での実証を足掛かりに、次のステージとなる大型パイロット装置での量産技術の確立※3とその先の事業化へつなげる計画です。また、材料メーカーと共同開発にも取り組み、新しい高性能材料の開発も行っています。

■取り組みの概要図(当社中期経営計画資料より抜粋)

なお、事業化へ向けては、日本のみならず、グローバル目線での自動車・電池メーカーや材料メーカーとの共同取り組みを強化するため、以下の弊社拠点を窓口・接合点として活用します。

・Idemitsu Research and Business Development Europe AG (スイス・バーゼル)

・Idemitsu Advanced Materials Korea Co., Ltd.(韓国・京畿道烏山市)

・Idemitsu Americas Holdings Corporation(米国・カリフォルニア州サンノゼ)

当社は2050年カーボンニュートラル社会の実現に向け、2030年ビジョン「責任ある変革者」、2050年ビジョン「変革をカタチに」を掲げています。昨年11月に発表した中期経営計画(対象年度:2023~2025年度)では、下記「3つの事業領域」の社会実装を通して「人々の暮らしを支える責任」と「未来の地球環境を守る責任」を果たすことを表明しました。

本取り組みは、電気自動車(EV)や蓄電池などの普及拡大に寄与するものであり、上記3つの事業領域における「一歩先のエネルギー」、「多様な省資源・資源循環ソリューション」に向けた取り組みと位置付けています。

当社グループは今後も技術の力で、産業活動・一般消費者向けのカーボンニュートラルソリューションを提供し、カーボンニュートラル・循環型社会の実現に貢献してまいります。

※1第1プラント所在地:当社千葉事業所内(千葉県市原市)

※2第2プラント所在地:当社リチウム電池材料部内(千葉県袖ケ浦市)

※3 NEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)の「グリーンイノベーション基金事業/次世代蓄電池・次世代モーターの開発」の一つとして採択されています。(対象期間:2022年度から2027年度の6年間を予定)

Adblock test (Why?)


からの記事と詳細 ( 次世代電池(全固体電池)向け固体電解質 供給能力の増強決定 - PR TIMES )
https://ift.tt/PL7Fc9J

No comments:

Post a Comment