帝国データバンクは14日、2024年に経営統合を目指している日野自動車と三菱ふそうトラック・バスのサプライチェーン(供給網)は延べ約1万社に上り、2社に由来する年間売上依存額は1兆4260億円とする調査結果を発表した。統合が実現すれば、スケールメリットで取引数量の拡大が見込める一方、部品の共通化やサプライヤーの見直しなども想定される。統合がサプライチェーンにもたらす影響に注目が高まっている。
帝国データバンクが保有する22年時点のデータを基準に推計した。日野自向け取引が売上高の1%以上を占める企業は国内に5525社。日野自に由来する売上依存額の合計は推計で年9849億円という。
また、三菱ふそうのサプライチェーンにも属する企業は1251社。売上規模別では「1億―5億円未満」が最も多い。
三菱ふそう向け取引が売上高の1%以上を占める企業は国内に4249社で、三菱ふそうに由来する売上依存額の合計は推計で年4411億円。うちティア1(1次調達先)は1438社で、三菱ふそうに由来する年間売上高は全体の79・7%を占める。
売上規模別では日野自同様「1億―5億円未満」が最も多い結果となった。
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