[ワシントン 27日 ロイター] - 米国家情報長官室(ODNI)は27日公表の報告書で、中国がロシアによる欧米の制裁逃れに加担し、ウクライナで使用する軍事や軍民両用(デュアルユース)の技術をロシアに提供している可能性が高いと指摘した。
米下院情報特別委員会が報告書を公表した。
中国は、2022年2月にロシアがウクライナ侵攻を開始して以来、ロシアに軍事装備品を提供している事実はないと繰り返し述べてきた。
報告書は、中国の国有防衛企業が航法装置や電波妨害技術、戦闘機部品を制裁対象のロシア政府系防衛企業に出荷していることが税関記録に示されているとした。
また、ウクライナ侵攻以降、中国がロシアにとって「一層重要なパートナー」になったと分析。
中国とロシアは2国間貿易で人民元決済の比率を高めており、両国の金融機関は国内決済システムの利用を拡大しているとした。
中国が欧州から輸送先を変更した石油・天然ガスを含め、ロシア産エネルギーの輸入を増やしていることも指摘した。
ODNIは非機密扱いの報告書の主な情報源がメディア報道だと説明。輸出管理対象製品の最終使用者に関する調査を中国政府が意図的に妨害しているかどうかを判断する十分な情報がないとした。
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