やはりトップ3はスーパーハイト勢
執筆:Naojiro Onuki(大貫直次郎)
全国軽自動車協会連合会が、2023年8月の新車販売の車名別ランキングを発表した。
今秋の全面改良を予告しているものの依然として高い人気を誇るホンダNボックスが、前年同月比51.1%増(1万6821台)を成し遂げて、15か月連続でのトップを獲得する。
続く第2位には同113.9%増の1万950台を販売したダイハツ・タントが、第3位には同29.9%増の8768台を売り上げたスズキ・スペーシアが位置し、前月と同様に軽スーパーハイトワゴンがトップ3を占めた。
注目モデルの動きを見ていこう。
いまや軽クロスオーバーモデルの定番モデルに位置するスズキ・ハスラーは、生産強化の効果もあって前年同月比53.6%増(7268台)を達成。
ライバルのダイハツ・タフトも健闘し、同20.8%増(4603台)を成し遂げる。
また、5月より販売を開始した三菱デリカ・ミニは、基本コンポーネントを共用する既存のeKシリーズとの合算で3593台と公表した。
2023年8月 軽四輪車 通称名別 新車販売トップ10
1位 ホンダNボックス:1万6812台
2位 ダイハツ・タント:1万950台
3位 スズキ・スペーシア:8768台
4位 スズキ・ハスラー:7268台
5位 ダイハツ・ムーヴ:7092台
6位 スズキ・ワゴンR:5590台
7位 スズキ・アルト:4816台
8位 日産ルークス:4610台
9位 ダイハツ・タフト:4603台
10位 ダイハツ・ミラ:4273台
一方、軽EVは“部品の供給不足による生産調整”の影響もあって、日産サクラが同31.3%減(2419台)、三菱eKクロスEVが同57.3%減(255台)と苦戦。
日産サクラは、7月に3174台、6月に3236台を販売。2500台を下回るのは4月以来だ。
三菱eKクロスEVは、7月に446台、6月に562台を売上げており、発売以来初めて300台を下回った。
また、軽バンのダイハツ・ハイゼット・カーゴ/アトレーも生産ラインの一部稼働停止が響いて、同5.1%減の6583台にとどまった。
なお、登録車と軽自動車を合わせた8月の車名別ランキングのトップ5は、ホンダNボックスが3か月ぶりの首位に返り咲き、前月トップのトヨタ・ヤリスは第2位に陥落。
以降はダイハツ・タント、トヨタ・カローラ、トヨタ・シエンタの順で続く。また、月間販売台数1万台超えは4車種と、前年同月の2車種から倍増。ここからも、生産状況の復調ぶりが推測できる。
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からの記事と詳細 ( 軽EVの販売 部品の供給不足でブレーキ 8月の軽・新車販売ランキング - http://www.autocar.jp/ )
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