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Tuesday, November 21, 2023

24年の世界石油市場、OPECプラス減産でも供給過剰に=IEA幹部 - ロイター (Reuters Japan)

24年の世界石油市場、OPECプラス減産でも供給過剰に=IEA幹部

 11月21日、国際エネルギー機関(IEA)の石油市場部門責任者トリル・ボソニ氏はロイターに対し、石油輸出国機構(OPEC)とロシアなど非加盟産油国で構成する「OPECプラス」が来年も減産を延長したとしても、2024年の世界石油市場は若干の供給過剰になるとの見通しを示した。仏ランス近郊で2月撮影(2023年 ロイター/Pascal Rossignol)

[オスロ 21日 ロイター] - 国際エネルギー機関(IEA)の石油市場部門責任者トリル・ボソニ氏は21日ロイターに対し、石油輸出国機構(OPEC)とロシアなど非加盟産油国で構成する「OPECプラス」が来年も減産を延長したとしても、2024年の世界石油市場は若干の供給過剰になるとの見通しを示した。

ボソニ氏はオスロで行われた会合に出席。現在の石油市場は供給不足状態で、在庫も「早いペースで」減少していると指摘した。

その上で「世界の石油在庫水準は低く、需要ないし供給サイドでサプライズがなければ、市場変動リスクが増すことになる」と懸念を示した。

関係者によると、OPECプラスは今月後半に行われる閣僚級会合で追加減産の是非を検討する方針。

北海ブレントは、9月に付けた今年高値となる1バレル=98ドル近辺から約82バレルに落ち込んでいる。原油価格はOPECプラスによる減産や中東紛争で下支えられているが、需要懸念や来年の供給過剰予測に圧迫されている。

OPECプラスは昨年後半から実施している大規模減産で、1日の世界需要の5%に当たる日量516万バレルの減産を決めている。

OPECプラスは6月の生産政策会合で、24年の供給制限継続で大筋合意。サウジアラビアは7月に日量100万バレルの自主的な追加減産実施を表明し、その後期限を23年末までに延長した。

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