電力難事態が中国全土に拡大している中、習近平政府がロシアのエネルギー企業に電力輸出を増やしてほしいと要請した。 30日(現地時間)、英国ガーディアンなどによると、ロシア国営エネルギー企業インテルラオは前日夕方、中国が自国向けの輸出電力供給量を増やしてほしいと要請したと明らかにした。 インテルラオの報道官は「電力供給量を大幅に増やす方案を検討中」と説明した。 ロシアは中国に年間平均最大70億キロワットまで電力を提供できると言われており、昨年だけで30億6000万キロワットを中国に供給した。 インテルラオが受諾すれば、ロシアと距離的に近く暖房需要などで南東部より電力難が深刻な東北3省(黒龍江、吉林、遼寧)に先に供給されるものとみられる。現在、東北3省の一部地域では街灯と信号灯を十分に稼働することができず、毎日午後4時以降の商業施設営業も中断されている状態だ。 中国では深刻な電力難事態が全域に拡大していて、工場稼働が相次いで中断されるなど被害が大きくなっている。 今回の電力難は中国政府が炭素排出目標を合わせるために石炭など化石燃料発電を規制したことが根本的原因だと分析される。また、石炭の主要供給処であるオーストラリアとの外交葛藤でサプライチェーンが不安定になったことも要因として作用したという指摘がある。
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