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Monday, March 25, 2024

債券上昇か、6月利下げ観測で米金利低下-流動性供給入札の影響限定 - ブルームバーグ

25日の債券相場は上昇。早期利下げ観測を背景に米長期金利が低下したことや、中期ゾーン対象の流動性供給入札を波乱なく終えたことで買いが優勢となった。

  三菱UFJモルガン・スタンレー証券の藤原和也債券ストラテジストは、流動性供給入札を無事通過したことが上昇につながったと指摘。日本銀行の金融政策決定会合も終わり「買いを控えていた投資家の需要がある程度出てくるのではないか」と話した。

  財務省が25日実施した残存期間1年超5年以下を対象にした流動性供給入札は、応札倍率が3.7倍と前回1月5日の同年限の入札(4.45倍)から低下した。最大利回り格差はマイナス0.017%、平均利回り格差はマイナス0.019%と、落札利回りからはしっかり気味の結果だった。

流動性供給の過去の入札結果 (表)

新発国債利回り(午後3時時点)

  先物 2年債 5年債 10年債 20年債 30年債 40年債
  145円56銭 0.195% 0.380% 0.725% 不成立 不成立 2.085%
前週末比 15銭高 -0.5bp -1.0bp -1.5bp  ー  ー +1.5bp

  パインブリッジ・インベストメンツ債券運用部の松川忠部長は、年度末のため投資家が積極的に動かないほか、27日に40年債、来週は10年債と30年債の入札が予定されており「供給が重たく、徐々に金利は上がっていく」との見通しを示した。

長期国債先物中心限月の推移

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