三井E&Sは水素ステーション設備や水素製造設備など水素サプライチェーン向けに大流量化した圧縮機を発売した。流量は1時間当たり95キログラム、圧力は50メガパスカルまで圧縮でき、従来製品に比べて大流量の水素を供給可能。5メガワット(メガは100万)級の水電解装置で生成される水素の昇圧に1台で対応し、初期導入費用のほか、運転費や維持管理費を含めたユーザーのコスト低減も見込める。
新発売の「高圧大流量水素圧縮機=写真」は、外寸が高さ3×縦4・4×横2・3メートルで、重量が13・7トン。国内外で豊富な石油精製・化学プラント向け大型大流量圧縮機の実績と、高圧水素圧縮技術で豊富な実績を持つグループ企業の加地テックの知見を活用し、開発した。
加地テック製の高圧水素圧縮機を大流量化したもので、2023年11月から三井E&Sの玉野工場(岡山県玉野市)で長期耐久試験を実施し、耐久性と信頼性を確認した。
今後、三井E&Sは水素社会の拡大に伴い市場拡大が見込まれる高圧水素ガスの製造・輸送・利用分野向けに、経済性・信頼性に優れた各種製品・サービスを提供し、社会の脱炭素化に貢献する方針。
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