宅配用に段ボール詰めした食材の種類を説明する黒田さん=所沢市で |
![]() |
新型コロナウイルスの感染拡大は、県内のフードバンクにも影響を及ぼしている。県西部の所沢、入間、狭山、東松山、三芳の五市町で活動するNPO法人「フードバンクネット西埼玉」では、食材の寄付数と提供要望数がともに右肩上がり。一方で、「三密」を避けるためスタッフの多くに自宅待機をお願いせざるを得ず、人手不足に悩まされている。 (加藤木信夫)
「昨日までは足の踏み場もないほどでした」。先月三十日、NPOの拠点倉庫兼事務所(所沢市、約十坪)を訪れると、理事の黒田和代さん(56)が、少しほっとした様子を見せた。
黒田さんを含む二人で片付けたという倉庫のそこかしこに、寄付された食材が積み上がっていた。外資系航空会社の機内食用ジュース、北海道の観光土産になるはずだった菓子類…。
「コロナの影響で需要が見込めなくなった食品をいただけるようになったが、さばく人員が足りない」
ため息をつく間もなく、宅配用の箱詰め作業に取り掛かる黒田さん。米二〜五キロ、雑炊用の鍋のもと、カップ麺、缶詰、レトルトカレー、子ども向けの菓子類などが、隙間なく詰め込まれた。
食材提供を求める声は、政府の緊急事態宣言が出された四月初旬以降、昨年比で二倍に当たる月約四十件まで膨れ上がった。
「これまでの高齢者、障害者、シングルマザーらに、支援とは無縁だった“普通の人”が加わるようになった」
NPOが保管する要望書の理由欄には「収入激減で臨月の妻と二歳の子に食べさせる物がない」(男性)、「飲食のパートがなくなり、食べ盛りの子の食費を賄い切れない」(女性)など、差し迫った訴えが記されていた。
NPOでは食材要望について、一回目は無条件で、二回目以降は民生委員、ケアマネジャーら第三者の「必要性の口添え」を条件に受け付けている。黒田さんは「SOSは遠慮なく出してほしい。私たちは行政の相談窓口ともつながっているので、そこから要望していただいても大丈夫」と呼び掛ける。
食材の寄付、提供の要望はNPO法人フードバンクネット西埼玉=電070(5080)3068=へ。
"ニーズ" - Google ニュース
May 11, 2020 at 03:32PM
https://ift.tt/3cpuuFK
新型コロナ>寄付、ニーズ右肩上がりでも… フードバンク、人手不足:埼玉(TOKYO Web) - 東京新聞
"ニーズ" - Google ニュース
https://ift.tt/3boDo6a
Shoes Man Tutorial
Pos News Update
Meme Update
Korean Entertainment News
Japan News Update
No comments:
Post a Comment