ICCコンサルタンツは、留学に興味関心のある全国の15歳以上とその保護者を対象に「新型コロナウイルスによる留学への意識変化に関する調査」を実施。渡航前308名、渡航中13名、帰国済19名と、保護者108名、計448名の有効回答を得た。調査期間は2020年5月14日から31日。回答者の内訳は、社会人73名、大学生・大学院生177名、短大生・専門学校生4名、高校生64名、保護者108名、その他22名。
留学前の回答者(保護者含む)に対し、新型コロナウイルスの影響で留学に対する気持ちに変化はあったかと聞いたところ、12%は「むしろ前よりも強く行きたいと思う」、55%は「行きたい気持ちに変わりはない」と回答。また「少し躊躇はするが行きたい気持ちに変わりはない」との回答も31%あり、98%は留学したい気持ちに変わりがないことがわかった。留学者本人では99%が、保護者は95%が「行きたい気持ちに変わりはない」と回答しており、保護者も留学へ送り出す気持ちに変わりはなかった。
新型コロナウイルスの影響で計画していた留学が中止になった場合はどうするか、との問いでは、「コロナウイルスが収束したら留学したい」との回答がもっとも多く66%、ついで「オンラインでの留学経験をしてから新型コロナウイルスの収束後に留学したい」23%、「オンラインを活用した留学でもいいのでチャレンジしたい」11%となった。留学者本人では33%が、保護者では35%がオンライン学習を活用した留学に意欲的であり、コロナ禍での新たな留学の形へのニーズの高まりもみられた。
今後の将来の不安については、社会人55%、大学生・大学院生74%、短大生・専門学校生75%が「就職・転職」と回答。高校生と保護者では「進学」がもっとも多く、それぞれ約半数が回答した。留学という進路やそれを踏まえた就職を考えていた人たちにとって、実際に渡航できない現在の状態により将来への不安が増しているようだ。
新型コロナウイルスが収束した後の社会においては、76%が「より一層のスキルや能力が求められると思う」と回答。今後必要とされる資質については(複数回答)、「問題解決力」61%、「環境適応力」48%、「行動力」38%となった。また、全回答者の91%が、「留学は今後の成長に強く影響を与えると思う」と回答した。
調査結果の詳細は、ICCコンサルタンツのWebサイトに掲載。調査結果を受けた解説も掲載されている。
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June 25, 2020 at 05:45PM
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コロナ禍でも98%留学意欲変わらず…オンライン留学ニーズも - リセマム
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