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Friday, June 5, 2020

敬遠される団体献血 血液安定供給に影響も - SankeiBiz

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、企業や学校での「献血バス」の受け入れ中止が相次いでいる。「3密」状態になりがちな団体献血が敬遠されていることが主な理由だが、血液の安定供給に影響が出れば医療への影響は計り知れない。常設の「献血ルーム」などは感染防止策を徹底した上で通常通り運営しているケースが多く、関係機関は献血への積極的な協力を呼び掛けている。

 埼玉県赤十字血液センター(さいたま市見沼区)によると、団体献血のキャンセル件数は4月が65件、5月が60件で、6月分もすでに54件に達している。

 5日も、予定されていた企業2社での団体献血が中止になり、同センターを拠点とする献血バス5台のうち4台は駐車場に止められたままだった。

 埼玉県内の献血量のうち団体献血は約45%を占める。団体献血の中止が相次いだ結果、4月の県内の総献血量は目標値に対し約87%、5月は約95%にとどまった。緊急事態宣言が解除された今でも、「人を密集させるわけにはいかない」といった理由で献血バスの受け入れを断る企業や学校は少なくないという。

 がんや白血病の治療などに利用される輸血用の血液には有効期限があり、途切れることなく確保し続ける必要がある。宣言の解除に伴い、延期していた手術を再開する医療機関も多く、これから血液需要が高まる可能性もあるという。

 埼玉県内には、JR大宮駅(さいたま市大宮区)周辺など7カ所に常設の献血ルームがあり、通常通り献血を受け付けている。

 これから迎える梅雨の時期は、ただでさえ悪天候の影響で献血者が減る傾向にある。同センター献血推進課長の金井準一さん(53)は「献血は『不要不急』の行動ではない。誰かの命を救うため、どうか協力をお願いしたい」と強調した。(竹之内秀介)

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