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Sunday, July 26, 2020

LNG=7月20~24日:北東アジア着相場は上昇、豪州などの供給障害受け|週間サマリー|マーケットニュース|マーケットニュース - リム情報開発

DES北東アジア】

DES北東アジアのスポット相場は小幅上昇した。商いの中心となる9月前半着の相場は2.302.40ドルと7月上旬に比べ20セント前後切り上がった。複数プロジェクトで供給障害や供給再開の遅延が発生しており品薄感が強まった。豪ゴーゴンプロジェクト(年産1,650万トン)では、7月中旬に終了する予定の定検が長期化するとともに、マレーシアのビンツルプロジェクト(同2,800万トン)ではパイプラインで障害が発生した。ただ、スポット需要は旺盛とは言えない。九豊集団(JOVO)など中国の独立系企業がスポット購入に動いた程度と限られた。日本の需要家も総じて買い動意は鈍い。日本では6月下旬からの長雨で気温が平年を下回る日が続いており、冷房用需要は低迷。経済活動も、新型コロナによる落ち込みから完全には回復しておらず、電力会社、都市ガス会社ともに販売量が当初計画を10%前後下回っているところが多くなった。

 

FOB中東、DES南アジアおよび中東】

 インド需要家によるLNGの引き取り数量は増加に転じる一方、スポット需要はしばらく大きく増えそうもない。国営ペトロネットのダヘジ基地(年間受入能力1,750万トン)では、新型コロナの感染拡大を受けロックダウンの始まった直後の4月のLNG輸入量が約75万トンと前年同月比で半減するとともに、5月が約100万トンと同3割減となった。しかし、6月は約160万トン弱とほぼ前年同月の水準まで回復するとともに、7月入り後も輸入量の落ち込みんでいない。インドでは3月末、ペトロネットを含む4社がLNGの引き取りに対して不可抗力条項(フォースマジュール)を宣言。一部長期契約玉の購入をキャンセルすると同時に、多くのカーゴの引き取りを延期した。供給を先送りされたカーゴの多くは、69月で再供給が予定されているとみられ、ペトロネットを始め国営ガス公社(GAIL)、グジャラット州石油会社(GSPC)、アダニグループの4社は今後、これらカーゴの引き取りに軸足を置きそうだ。

 

FOB大西洋圏・DES欧州・その他地域】

アルゼンチン国営YPFLNGの供給に関してフォースマジュール(不可抗力条項)を宣言し、同社が運営するタンゴLNGプロジェクトからの供給を停止したもよう。アルゼンチンでは冬場を迎え、国内のガス需要が急増しており、タンゴLNGプロジェクトにおける供給余力がなくなったためとみられる。タンゴLNGプロジェクトの年間生産能力は50万トンと輸出規模は相対的に小さい。

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July 26, 2020 at 05:24PM
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