電力の地産地消を目指して埼玉県秩父市に設立された第三セクター「秩父新電力株式会社」（社長・久喜邦康秩父市長）は26日、昨年4月に始めた電力供給の初年度から黒字経営だったと発表した。周辺自治体の施設にも契約を取り付け、純利益は約1800万円になった。
決算報告によると、2019年度の売り上げは約3億2387万円で、純利益が1771万円となった。事業計画を上回り、累積黒字は1200万円になった。昨年4月の供給スタート時、売り上げは年間3億円、純利益は年間300万円を目指していたが、純利益は目標を大きく上回った。
その要因に同社は「営業努力による契約件数の増加」を第一に挙げる。供給先は当初、市役所や消防署、斎場など市内の公共施設だけだったが、隣接の横瀬、皆野町の施設にも広がり、750件に達したという。経費節減や暖冬で仕入れ価格が下がったことも好影響だったと説明する。
同社はゴミ処理発電をしている…
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埼玉）秩父新電力、供給初年度から黒字 契約件数が増加 - 朝日新聞社
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