2020年09月28日07時03分
【フランクフルト時事】欧州中央銀行(ECB)は来年1月から、環境目標の達成度合いにより金利が変動する債券を、金融機関への資金供給時に担保として受け入れる。気候変動問題に対する企業や投資家の取り組みを金融面から促す。ラガルドECB総裁はかねて、中銀として気候変動問題に対処する意欲を示しており、じわり「独自色」を出した形だ。
ユーロ圏の銀行はECBから資金供給を受ける際、国債や社債を担保として差し入れる必要がある。ECBは22日、再生可能エネルギーの導入比率など、欧州連合(EU)規則や国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」に基づく目標を達成できなかった場合に、金利を引き上げる環境目標連動債も担保として認めると発表した。これら債券を量的緩和の一環として買い入れることも可能だ。
昨年11月に就任したラガルド総裁は、ECBの最大の責務を物価安定とする一方、気候変動への対処を「重要な使命」と強調。ECBが来年まで行う金融政策の戦略見直しでは、環境問題への対応についても検証を進めている。
ロイター通信によると、フランスの高級ブランドのシャネルは24日、同社初の環境目標連動債を6億ユーロ(約730億円)発行した。温室効果ガス排出量の削減目標を達成できなければ、満期時に金利を多く支払う仕組みという。
環境意識が高い欧州では、同様の資金調達手法が広がる可能性もある。ECBは環境目標連動債を担保として受け入れることで、「ユーロ圏の持続可能な金融に関するイノベーション(技術革新)を支援する」と強調した。
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September 27, 2020 at 03:03PM
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資金供給で環境目標連動 ラガルド色、じわり―欧州中銀 - 時事通信ニュース
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