【カイロ=共同】サウジアラビア西部ジッダで23日、イエメンの親イラン武装組織フーシ派によるとみられる攻撃があり、国営石油会社サウジアラムコ当局者は24日、「重大な施設」が被害を受けたと明らかにした。ロイター通信が伝えた。人的被害はなく、サウジの国営通信は「顧客への燃料供給に影響しない」としている。
サウジアラムコの施設は何度も攻撃を受けてきた
フーシ派は声明でミサイル攻撃を仕掛けたと主張。イエメン内戦でフーシ派と戦うサウジ主導の連合軍は「国際的なエネルギーの安全や供給に対する卑劣なテロ攻撃」と非難した。
当局者によると、ジッダやイスラム教の聖地メッカなど国内向けに日量12万バレルの石油製品を供給する施設が被害を受け、約40分間の火災が発生した。13カ所のタンクの一つが稼働不能になったという。
サウジアラムコでは昨年9月、東部の石油施設2カ所が無人機とミサイルの攻撃を受け、同国の石油日量生産能力の半分、約570万バレルの生産が一時停止した。フーシ派が犯行声明を出したが、ポンペオ米国務長官はイランの仕業だとしてイランを非難した。
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November 24, 2020 at 01:10AM
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サウジ攻撃、重大施設被害 国営石油「供給影響なし」 - 日本経済新聞
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