FAAは11日に出した通達で各地の空港の管理者に対し、ワクチンの迅速な輸送を可能にするため、航空機の発着に遅れが出ないように滑走路の除雪を行うための人員や設備を余分に準備することや、ワクチンを搭載した飛行機から荷物を運ぶための車両を優先して配分することなどを求めています。
また、アメリカメディアは、ワクチンを搭載した航空機は発着にあたっても優先される見通しだと報じています。
一方、ワクチンの輸送にあたっては国際的にも飛行機での輸送力の確保が課題となっています。
IATA=国際航空運送協会によりますと、世界人口の78億人に1回分のワクチンを提供する場合、その量はボーイング747型の貨物機8000機の積載量に相当するということです。
アメリカ・ユナイテッド航空の貨物部門の責任者ヤン・クレムス氏はNHKのインタビューに対し「ワクチンの輸送は航空貨物業界にとってこれまでに最も大きな出来事だ」と話しています。
そのうえで「ワクチンそのものの輸送はふだんから行っているが、これだけの規模の輸送を実現するには、航空貨物会社だけでなく、出荷する製薬会社や陸上での保管や輸送を行う企業などのコミュニケーションと協力が不可欠だ」と述べています。
からの記事と詳細 ( アメリカ コロナワクチンの供給開始 14日以降各地に到着見通し - NHK NEWS WEB )
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