鳥取県米子市は、公園に「にぎわい」を創出するための民間活力の導入や、Withコロナ/Afterコロナの「新しい生活様式」に向けた公共空間の利用方法について、民間の事業者に公園の施設を一定期間だけ暫定利用させてヒアリングするトライアル・サウンディングを実施する。期間は2021年3月1日から2022年2月末までの1年間。この間、調査への参加希望者を随時募集する。
調査参加者の条件は、民間企業、NPO法人、個人事業主、任意団体などで施設利用の事業アイデアを持ち、そのアイデアを実行する意思と能力を持つもの。米子市との事前相談を経て、事業アイデア、利用スケジュール、施設の利用範囲などを記入した申請書を市に提出する。市はその申請書を審査し、調査の趣旨に合致していると認定した場合に、暫定利用の許可を出す流れとなる。調査参加者へのヒアリングは暫定利用中および利用終了後に実施し、調査参加者は利用終了後に来場者数などを記載した使用実施報告書を市に提出する。暫定利用のコストは、すべて参加者が負担する。
市では、トライアル・サウンディングの目的として「早い段階に事業の市場性を確認することで、幅広い検討が可能となる」「民間事業者のノウハウやアイデアを活用した検討ができる」「民間事業者の事業集客力、施設との相性などを確認することができる」を挙げている。参加する民間事業者にとっても「アイデアに市場ニーズがあるかを事前確認できる」「立地、使い勝手、必要な設備、投資額をおおまかに把握できる」などのメリットがあるという。
暫定利用の対象となる都市公園および緑地は、湊山公園、弓ヶ浜公園、皆生海浜公園、福市公園、朝日公園、富士見2号公園、目久美公園、明治町公園、加茂川広場、憩いの道の10カ所。米子市では2021年2月25日、米子市役所前広場である憩いの道でトライアル・サウンディングのプレオープンイベントを開催し、公園の暫定利用をイメージしたキッチンカーによる飲食物の販売などを行う。
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