ジョーンズラングラサール(JLL)は2月22日、JLL発刊レポート「東京ロジスティクス市場2020年第4四半期」を発表した。
それによると、第4四半期にオンライン小売業による旺盛な需要が持続し、ネットアブゾープション(吸収需要、需要の純増分)は46万m2となった。2020年通年のネットアブゾープションは223万9000m2を超え、2019年に記録された238万1000m2と同水準となった。
第4四半期の東京圏の新規供給は6棟47万5000m2となり、ストックは前期比3%の増加となった。新規物件はすべて内陸エリアに所在し、グッドマンビジネスパークイーストゲート(13万5000m2)、ESR戸田ディストリビューションセンター(8万7000m2)などが供給された。2020年通年の新規供給は215万6000m2、ストックは前年比18%の増加となり、2019年の207万3000m2を超え、過去最大となった。
東京圏の空室率では、0.2%となり、前期比0.1ポイントの上昇、前年比0.7ポイントの低下となった。東京ベイエリアの空室率は0.0%と前期と同じく空室がなく、内陸エリアは前期比0.2ポイント上昇し0.3%となった。
第4四半期末時点の賃料は、月額坪当たり4357円となり、前期比0.4%、前年比0.9%の上昇となった。新規供給の賃料水準が上昇を牽引した。ベイエリアは前期比0.6%の上昇、内陸エリアは前期比0.6%の上昇となった。
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