レジリエントな街づくりを支えるデータ利活用
第5回:最寄り避難所の通知、混雑状況の把握、連絡帳に高いニーズ
国際大学GLOCOM/ 主任研究員・准教授、レジリエントシティ研究ラボ代表
櫻井 美穂子
ノルウェーにあるUniversity of AgderのDepartment of Information Systems准教授を経て2018年より現職。博士(政策・メディア)。ノルウェーにてヨーロッパ7か国が参加するEU Horizon2020「Smart Mature Resilience」に参画。専門分野は経営情報システム学。特に基礎自治体および地域コミュニティにおけるICT利活用について、レジリエンスをキーワードとして、情報システム学の観点から研究を行っている。Hawaii International Conference on System Sciences (2016)およびITU Kaleidoscope academic conference (2013)にて最優秀論文賞受賞。
前々回、から、全国4,000人強を対象としたデジタルガバメントに関する住民ニーズ調査の結果(※)をご紹介しています。
第3回では、災害関連サービスとデジタルとの親和性が高いことをご紹介しました。デジタル活用に積極的な人々は災害時のオンラインサービスを求める傾向にありました。特にリアルタイム情報の提供と、非常事態に自分や家族に必要な情報が提供されることへのニーズが高く出ました。
調査では、防災・防犯のオンラインサービスについてほしいと思うものを聞きました。結果、「災害時における最寄りの避難所の通知(55.7%)」「最寄りの避難所の混雑状況(51.8%)」「ハザードマップ情報のオンライン化(50.6%)」の回答が5割をこえ、その他の項目も5割に迫る数値となりました(図)。防災・防犯に関するオンラインサービスには高いニーズがあることが分かります。
※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※コメントは「匿名」で表示されます。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
からの記事と詳細 ( デジタルガバメントに関する住民ニーズ調査の結果 | レジリエントな街づくりを支えるデータ利活用 - リスク対策.com )
https://ift.tt/3vJWtc9
No comments:
Post a Comment