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Thursday, July 1, 2021

ワクチン供給不足で接種受け付け中止相次ぐ…自治体から困惑の声 - 読売新聞

 新型コロナウイルスのワクチン供給が不足し、接種計画の見直しを迫られる自治体が相次いでいる。

 兵庫県明石市は30日、59歳以下の接種予約の受け付けを中止すると発表した。7月5日以降に順次予定していたが、国からの割当量は予定の半分以下の約2万5000回分しか見込めなくなったという。

 厚生労働省によると、自治体向けのファイザー製ワクチンの供給量は7月5日以降の2週間で1287万回分を確保しているが、自治体が希望する2439万回の半分ほどだ。供給量の計画自体は当初から変わっていないが、その前の2週間から3割減っている上、自治体が配送を希望する量も増えているという。

 こうした状況を受け、兵庫県伊丹市も、16歳以上を対象にした8月4日以降の接種予約の受け付けを取りやめたほか、同県三木市も7月27日以降に接種を受ける12~64歳の予約受け付けを中止した。

 大阪市は6月30日、個別接種を実施する約1700の医療機関に対し、7月5日以降のワクチン配送量を1~3割以上減らすと通知した。ある開業医は「予約済みの人を断らなくてはならず、何と説明したらいいのか」と困惑する。

 市の担当者は「ワクチンが足りない以上、供給ペースを落とさざるを得ない。国からは接種を加速してほしいと言われていたのに、なぜこんな事態になるのか」と不満を口にした。

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