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Monday, September 6, 2021

アルミ相場急伸、西アフリカ・ギニア政情不安で原料の供給に懸念 - ブルームバーグ

アルミニウム相場が6日、約10年ぶりの高値を付けた。西アフリカ・ギニアの政情不安でアルミの主要原料の供給を巡る懸念が強まっている。

  ギニア軍の特殊部隊を率いるママディ・ドゥムブヤ大佐は5日に国営テレビを通じ、権力の掌握と憲法停止を宣言。軍全体に対し、自身への支持を呼び掛けた。これを受け、ロンドンのアルミ相場は2011年以来、中国のアルミ先物は06年以来の高値に上昇した。ギニアはアルミの原料となるボーキサイトの主要産出国。

  世界各国の大規模な景気刺激策が需要を喚起し、ロンドンのアルミ相場は今年これまでに約40%上昇している。中国では季節的な電力不足および当局による環境規制で、製錬業者が生産維持に苦戦している。ギニアは中国のボーキサイト輸入の半分余りを占めている。

西アフリカ・ギニアのクーデターを受け、アルミの主要原料ボーキサイトの供給を巡る懸念が強まっている

Daybreak: Asia.” (Source: Bloomberg)

  ロシアのアルミ大手ルサールの創業者であるオレグ・デリパスカ氏は、テレグラムへの投稿で、ギニア情勢がアルミ市場を「大きく揺るがし得る」と指摘した。

  ロンドン金属取引所(LME)のアルミ相場は一時1.8%高の1トン=2775.50ドルと11年5月以来の高値を付けた。上海時間午前11時24分(日本時間午後0時24分)現在では2750ドル。中国のアルミ先物は一時3.4%高と06年以来の高値となったが、その後は上げ幅を縮小している。

  ギニアでボーキサイトのプロジェクトを手掛けている中国アルミ(チャルコ)は6日、全ての業務は通常通りであり、中国国内の施設には十分な量のボーキサイト在庫があるとコメントした。香港株式市場で同社の株価は一時10%上昇した。

Top Source

China gets more than half of its bauxite imports from Guinea

 

原題: Aluminum Jumps as Guinea Coup Attempt Fuels Supply Concerns(抜粋)

(中国アルミのコメントなどを追加して更新します)

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