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Wednesday, November 3, 2021

不動産・住宅会社取締役|「2Lから100坪以上まで」あらゆるニーズに応える - 南日本新聞

久保 まつよさん
(国分ハウジング/霧島市)

グループ年間完工棟数、鹿児島県内1位の住宅会社

夫で会長の久保一元さんが築いた「国分ハウジング」は、今年で創業34年目を迎えた。変わらない信念は「あらゆるニーズに応えられる住宅を提供すること」。霧島市国分の地からスタートし、多様な家族の形と向き合い、グループ年間完工棟数、鹿児島県内1位の住宅会社へと成長した。

島を離れて夢追う日々 運命の人と出会う

夫の一元さんと出会ったのは勤め先の病院。中学卒業と同時に生まれ育った沖永良部島を離れ、看護師を志して鹿児島市の病院で働き始めた。「夫は入院患者で、不動産とは無縁のすし職人だった」。仕事をしながら、准看護学校と定時制高校に通い、寝る間も惜しんで勉強に励む日々。「夫には送り迎えをしてもらった」とはにかむ。19歳の時、10歳年上の一元さんと結婚し、退職して家庭を守る道を選んだ。

「不動産で成功している友人を見て、私がすすめた仕事だった」と一元さんを不動産業へと導き、支え続けた。一元さんはすし屋を辞め、経営から業界の知識まで独学で学ぶ。家庭を切り盛りしながら、創業後は鳴り続ける電話の対応をし、宅地建物取引士の資格取得で人員不足という会社の危機を救ったこともある。「夫は子どもの運動会や誕生日にも出られないほど忙しく、ワンオペ育児の生活はさすがに大変だったかな」

学び、挑戦し続ける 息子に託す家づくり

5人ほどの不動産会社から始まり、「もっと会社を大きくしたい」と年15棟から住宅販売を始めた。今ではグループ全体で約150人の社員を抱える。「夫も息子も勉強熱心なところが似ている。お客さまと接する仕事は信頼が大切。社員の人材育成には特に力を入れている」

来年で還暦を迎える。「あっという間だった。昔からじっとしていられない性格で、農家に育ち、子どもの頃からずっと働くのが当たり前だったからね」と振り返った。「これからは息子たちの時代。新時代を切り開いてほしい」。「2Lから百坪以上まで」を合言葉に、「土地探し」から「地震・台風に強い家づくり」に、デイジャストハウスでは「月々3万円台からの提案」と、変わりゆく時代のニーズに合わせながら、「国分ハウジンググループ」の挑戦は続く。

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久保 まつよさん
プロフィール

和泊町生まれ。和泊中学校卒業後、鹿児島市へ。胃腸科外科病院で働きながら、准看護学校、定時制高校(衛生看護科)卒業。81年結婚、退職。88年「国分ハウジング」設立。2004年「ロイヤルホーム(旧宅建情報センター)」設立。3人の母として会長の夫と会社経営を支えてきた。

今これに夢中です

「ポケモンGO」

娘に教わって始めました。今では専用のグッズも購入し、1週間に30km歩きながら、ポケモンを集めています。

資格について

宅地建物取引士、簿記、珠算4級

今後の目標

孫たちと遊べる接点を持つこと。柔軟な体と思考を持つこと。故郷の沖永良部へ行くこと。通っている「琉球舞踊 玉城流」も続け、舞台に立てるように頑張りたい。

国分ハウジンググループって?

住宅・不動産を手掛ける「地域で一番選んでいただける企業」として、鹿児島県下最大規模の資本金・売上高を誇る。ニーズに合わせたオリジナル住宅ブランドを展開。「住」のプロとして、誠実さと真心で要望と真摯に向き合い、鹿児島の地から、全てのお客さまへマイホームの夢を届ける。

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