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Friday, December 3, 2021

ファイザーとモデルナの供給量に違い、新潟では3割以上が交互接種に…県「問題はない」 - 読売新聞

 新型コロナウイルスの感染再拡大に備え、3回目のワクチン接種が3日、新潟県内でも始まった。医療従事者からスタートし、順次、高齢者などの一般接種へと続く。

 3回目接種は、米ファイザー製と米モデルナ製の2種類のワクチンが供給され、1、2回目と異なるワクチンを打つ「交互接種」も認められている。県は2日、ファイザー製ワクチンの供給量が限られるため、来年3月までの接種対象者のうち3割以上が「交互接種」となる見通しだと明らかにした。

 県によると、今年7月までに2回の接種を終えたのは約80万9000人で、このうちファイザー製を打った人は約77万4000人だった。

 来年3月までに国から県に供給されるワクチンはファイザー製が約48万回分、モデルナ製が約34万回分。ファイザー製を2回接種した人のうち約29万4000人はモデルナ製との交互接種になるという。

 県感染症対策・薬務課は「諸外国のデータで、3回目接種はこれまで打ったワクチンの種類にかかわらず安全性も有効性も十分で、問題はない」と説明している。

 二つのワクチンは希釈の有無や接種する量など取り扱いが異なるため、各市町村は、会場ごとに接種するワクチンを固定するなどして混乱防止に努める。

 柏崎市は「会場で希望するワクチンへの変更を市民から求められ、混乱する可能性もある」(健康推進課)として、市が接種会場を指定する方式ではなく、1、2回目と同様、予約制を継続する。佐渡市も、ワクチンの希望も考慮して予約してもらう形を取る。

 県は両社製のワクチンを国からの供給と同じ割合で各市町村に配分する予定で、「ファイザー製の供給量は限られ、接種希望に全て応えることは困難」としている。

 ワクチンを理由にしたキャンセルを警戒する妙高市健康保険課は「市民がどちらのワクチンを接種しても問題ないと思えるよう、2種類のワクチンの安全性や効能の差、交互接種の効果などを国が責任を持って発信してほしい」としている。

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