米国と欧州の同盟国は、日本や中国含むアジアの天然ガス主要輸入国数カ国に、ウクライナを巡る有事の際に天然ガスを欧州に供給できないか打診した。事情を知る複数の関係者が明らかにした。
関係者によれば、バイデン米政権は日本や韓国、インド、中国の当局者と協議を持った。中国への働き掛けはこれまで限定的にとどまっていると、関係者の2人が述べた。
ロシアのプーチン大統領はウクライナ侵攻の計画はないと繰り返し表明しているが、実際に紛争となった場合に欧州がエネルギー危機に陥ることがないようにする取り組みを米国は進めている。
関係者によれば、米政権はカタールやナイジェリア、エジプト、リビアなどの天然ガス生産国にも緊急時に増産が可能か検討を要請した。
松野博一官房長官は3日の記者会見で、「米国や欧州各国の間で日頃よりさまざまなやりとりをしている」とした上で、「詳細は差し控えたい」と述べた。
中国の国家能源局と中国国家発展改革委員会(発改委)に対し現地の祝日に電話で問い合わせたが、現時点で返信はない。韓国の産業通商資源省やインドとナイジェリア、エジプト、リビアのエネルギー担当省に取材を試みたが、コメントは得られていない。
原題:
U.S. Talks to China, Japan, India About Sending Gas to Europe(抜粋)
(日本政府のコメントを追加しました)
からの記事と詳細 ( 日中などに欧州向けガス供給打診、ウクライナ有事に備え-関係者 - ブルームバーグ )
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