ロシアに対する厳しい経済制裁が続く中、欧米のエネルギー市場では、ロシアからの天然ガスや原油の供給への懸念が高まり、ヨーロッパで天然ガスの指標価格が最高値を更新するなどエネルギー価格の上昇傾向が続いています。
ヨーロッパのエネルギー市場では、ロシアによるウクライナ侵攻を受けて天然ガス価格の値上がりが続き、4日の取り引きでは「オランダTTF」と呼ばれる天然ガスの指標価格が、一時、1メガワットアワー当たり200ユーロを超え、前日の3日に続いて、取り引き時間中の最高値を更新しました。
ロシアに対する厳しい経済制裁が続く中、ヨーロッパにとって天然ガスの最大の調達先であるロシア側からの供給が止まるのではないかという見方が強まっていることが背景です。
また、4日のニューヨーク原油市場では、原油価格の国際的な指標となるWTIの先物価格が前日の取り引き終了時の1バレル=107ドル台から上昇し、一時116ドル台をつけるなど上昇傾向が続いています。
市場関係者は、「エネルギー価格の上昇傾向がどこまで続くのか見通せない状況が続いている」と話していて、高騰が続けば、欧米の記録的なインフレをさらに加速させるとして懸念が強まっています。
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