ドイツは、ロシア政府系天然ガス企業 ガスプロムの独子会社を一時的に管理下に置く。ガスの安定供給を守るための措置。
ハーベック経済・気候保護相が4日にベルリンで記者団に語ったところによれば、独 ウィンガスなどの親会社である ガスプロム・ゲルマニアは、9月30日まで独連邦ネットワーク庁の管理下に置かれる。同庁が株主の役割を果たし、供給の安定を図るためあらゆる措置を取れることになる。ドイツ政府が最終的に会社の所有権を握ることはないとしている。
ガスプロムの欧州子会社は、顧客やパートナーからビジネスの継続を拒否され厳しい状況にあり、一部は存続が危ぶまれている。ガスプロム・ゲルマニアのアストラ部門は、ドイツ最大のガス貯蔵施設をニーダーザクセン州レーデンで運営している。同施設はドイツのエネルギー安全保障上の鍵を握っているとみられている。
ハーベック氏は、「連邦政府はドイツでの供給の安定を図るため必要なことをしている」と説明。「これはまた、国内のエネルギーインフラがロシア大統領府の専断に左右されるのをわれわれが許さないことを意味する」と語った。
ガスプロムは1日、ドイツ子会社をもはや所有していないと表明していた。
原題: Germany Seizes Control of Gazprom Unit to Secure Gas Supply (2)(抜粋)
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