神戸製鋼所の子会社、神戸熱供給(神戸市中央区)は1日、神戸東部新都心「HAT神戸」の地域冷暖房向け熱エネルギーを脱炭素化したと発表した。関西では初の取り組みといい、兵庫県立美術館や人と防災未来センター(西館、東館)、JICA関西など10施設に供給を開始。年間約2千トンの二酸化炭素(CO2)排出削減に寄与するという。
同社は電気とガスで冷やしたり温めたりした水を各施設に送り、冷熱と温熱を供給。熱は施設の冷暖房用熱源や、美術館などの温・湿度調節に使われている。
今回、再生可能エネルギー由来の電力と、温室効果ガス排出量を実質ゼロにする「カーボンニュートラル」の仕組みが適用された都市ガスに切り替えることで脱炭素化を実現。熱使用料は上がるが、全施設の理解を得られたという。
神戸熱供給は神鋼と関西電力、大阪ガスの共同出資会社。1998年からHAT神戸で熱供給事業を続けている。(大島光貴)
他の熱供給先は次の通り。国際健康開発センター▽神戸防災合同庁舎▽県災害医療センター▽日本赤十字社県支部・県赤十字血液センター▽県こころのケアセンター▽神鋼神戸本社
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