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Friday, July 15, 2022

欧州新車販売、22年1~6月14%減 供給網混乱長引く - 日本経済新聞

独フォルクスワーゲン(VW)のハノーバー工場

【フランクフルト=林英樹】欧州自動車工業会(ACEA)が15日発表した1~6月の欧州主要18カ国の新車販売台数(乗用車)は、前年同期比14.3%減の502万7547台だった。供給網の分断が長引き、主要市場であるドイツ(同11%減)やフランス(16.3%減)、イタリア(22.7%減)で販売がふるわなかった。

メーカーグループ別では、シェア首位の独フォルクスワーゲン(VW)は販売台数を19.4%減らし、120万台だった。2位の欧州ステランティスも同20.7%減の103万台にとどまった。主要各社が販売台数を落とすなか、3位の韓国現代自動車グループは11.5%増の47万台に伸ばした。

日本勢では、トヨタ自動車が4.9%減の32万台で、シェアは全体の6位だった。日産自動車は14.3%減、マツダは20.5%減、ホンダは11.7%増だった。

6月単月での販売台数は前年同月比17.3%減の96万台だった。マイナスは12カ月連続で、供給網の制約による販売減は2023年まで続くとみられている。

一方、独自動車工業会(VDA)は15日、独車メーカーの1~6月世界新車販売台数を公表した。欧州市場は前年同期比13.7%減に落ち込んだのに対し、中国は3.7%増の1020万台、インドは15.9%増の183万台だった。

中国での販売台数は、上海のロックダウン(都市封鎖)が解除された6月単月でみると前年同月比42.4%増の220万台に急伸した。需要が旺盛でかつ部品の供給体制が整っていることから、独車メーカーは中国やインドで販売台数を伸ばしている。

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