【NQNロンドン=菊池亜矢】25日のロンドン外国為替市場でユーロは対ドルで下落し、英国時間16時時点は1ユーロ=1.0210~20ドルと、前週末の同時点に比べ0.0010ドルのユーロ安・ドル高で推移している。ロシアからの天然ガス供給不足への懸念が強まり、ドイツ経済の悪化を警戒したユーロ売り・ドル買いが優勢となっている。
ロシア国営ガスプロムが25日、ロシアとドイツをつなぐ天然ガスの主要パイプライン「ノルドストリーム」のタービンを停止し、ガス流量を減少させるメンテナンスに着手すると発表したとロイター通信が同日報じた。27日からガスの流量が減るという。
ドイツのIfo経済研究所が25日発表した7月の独企業景況感指数が88.6と前月から低下し、市場予想も下回った。エネルギー価格の高騰やガス供給不足への懸念でドイツ企業の景況感が悪化したのも、ユーロ売り・ドル買いを促した。
円は対ユーロで下落し、英国時間16時時点は1ユーロ=139円60~70銭と前週末の同時点に比べ50銭の円安・ユーロ高で推移している。対ドルでの円売りの勢いが対ユーロに波及した。
英ポンドは対ドルで上昇し、英国時間16時時点は1ポンド=1.2040~50ドルと前週末の同時点より0.0010ドルのポンド高・ドル安で推移している。
からの記事と詳細 ( ロンドン外為25日 ユーロ、対ドルで下落 ガス供給懸念が再燃 - 日本経済新聞 )
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