[カイロ 24日 ロイター] - ロシアのラブロフ外相は24日、エジプトの首都カイロを訪問し、ウクライナからの穀物輸出再開合意に関し不透明感がある中、エジプトにロシア産穀物を契約通り供給すると再確認した。
エジプトは世界有数の小麦輸入国であり、昨年はその約80%をロシアとウクライナから購入した。ただ、ロシアのウクライナ侵攻で輸送に混乱が生じ、国際資源価格の高騰を招いており、エジプト経済に打撃を与えている。
ラブロフ氏はエジプトのシュクリ外相との共同会見で「ロシアの穀物輸出業者が全ての契約義務を果たすことをわれわれは再確認した」と述べた。
「この分野における協力の具体面について協議し、関係省庁で対話を進めることで合意した。われわれは穀物危機の原因について共通の理解がある」とした。
ロシアとウクライナは22日、ウクライナに滞留する穀物の輸出再開に向け、仲介役を務めた国連、トルコとともに合意文書に署名した。ただ、ロシア軍によるウクライナ南部オデーサ(オデッサ)港へのミサイル攻撃で合意履行に疑念が生じた。
ロシアは黒海での穀物滞留は西側の対ロシア制裁やウクライナ側が埋めた地雷が原因だとしてきた。
ラブロフ氏は、黒海では依然、16─17カ国籍の船70隻が「ほぼ人質」の状態で滞留していると主張。エジプト向けの食料を運ぶ船もあるとした。
※原文記事など関連情報は画面右側にある「関連コンテンツ」メニューからご覧ください
からの記事と詳細 ( ロシア外相、エジプト訪問し穀物供給を確約 - ロイター (Reuters Japan) )
https://ift.tt/RYzvlZA
No comments:
Post a Comment