この冬の電力需給が厳しい状況にあるとして、政府は１日から全国を対象に節電要請を行います。北陸エリアについて北陸電力送配電は、最低限必要な電力供給の余力は確保できるとしていますが、無理のない範囲で節電に協力してほしいと呼びかけています。
この冬の電力需給が厳しい状況にあるとして、政府は１日から来年３月末まで全国を対象に節電を要請しています。
数値目標は設けられていません。
北陸電力送配電によりますと北陸３県など北陸エリアのこの冬の電力供給の余力を示す「予備率」は、この１０年で最も寒くなる想定で今月は７.４％、来年１月が５.６％、来年２月が６.５％、来年３月が１１.５％と、安定的に供給するために最低限必要な３％を確保できる見通しです。
ただ、発電所などの設備にトラブルが起きれば安定供給に支障をきたす恐れがあることに加えて、ウクライナ情勢の影響によってＬＮＧ＝液化天然ガスなどの燃料の安定的な調達が厳しい状況が続いているということです。
このため北陸電力送配電は、生活や生産活動に無理のない範囲で節電に協力してほしいと呼びかけていて、北陸電力が実施する節電キャンペーンに参加すると家庭には２０００円相当のポイントが、企業には２０万円が支給されるということです。
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