[シドニー/メルボルン 13日 ロイター] - 英石油大手シェルは、オーストラリアで運営する液化天然ガス(LNG)プラントが2023─24年に同国東部向けの供給を増やす計画について、購入希望者を募る手続きを停止したと発表した。豪政府が最近発表したガス価格抑制策を精査するためとした。
政府は9日に家計・企業の光熱費を抑制するため、ガス価格に1年間限定で上限を設ける方針を表明。また、価格上限が終了期限を迎えた後も、生産コストに事前合意した利益幅を加えた金額で販売契約を結ぶようガス生産者に義務付けることも提案しており、特に生産者側の懸念を呼んでいる。
シェル、米コノコフィリップス、豪サントスは豪州の東部沿岸地域にそれぞれ運営するLNGプラントについて、国内の不足を回避すべく供給を増やすことで豪政府と9月に合意していた。シェルは、政府の価格抑制案はこの合意の条件を損ねる可能性があると指摘した。
豪ウッドサイド・エナジーのメグ・オニール最高経営責任者(CEO)は政府の介入について、「産業界が供給を増やすために経済的に投資することを非常に難しくする」と批判。「誰もエネルギー不足やガスの供給制限は望んでいない」と強調した。
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