パナソニックホールディングス(HD)傘下で、電気自動車(EV)向けの車載電池をつくるパナソニックエナジーは21日、マツダと電池供給に関する中長期のパートナーシップ構築に向けた協議を開始したと発表した。契約が締結されれば、同社が国内の自動車メーカーに円筒形のEV用電池を本格的に供給する初の事例となる。
パナソニックエナジーは米テスラを中心にEV用電池を供給しており、北米で高いシェアを占める。マツダが2012(平成24)年に法人向けにリース販売した「デミオEV」にパナソニック製電池が使われていたことから、今回のパートナーシップ構築の検討につながった。
マツダが20年代後半に投入予定のEVへの搭載を視野に入れており、電池は日本と北米の拠点から提供される見込み。今年中に正式な供給契約の締結を目指す。電池サイズや数量などは今後の協議で決定する。
パナソニックエナジーの只信一生社長は「マツダのような技術をリードするメーカーとの協業は『幸せの追求と持続可能な環境の調和』というミッション達成に向けた大きな一歩」とコメントした。
パナソニックHDは以前、ハイブリッド車やEV向けの角形電池も扱っていたが、20年にトヨタ自動車との合弁会社を設立して開発・製造を移管している。(桑島浩任)
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