株式会社インターネットイニシアティブ(IIJ)は、自社データセンター「白井データセンターキャンパス(白井DCC)」において、実質再生可能エネルギー由来の電力を利用希望者向けに供給すべく、非化石証書の直接調達を開始した。
白井DCCは千葉県白井市にて運用中の大規模データセンター。顧客の要望を受けてサーバーほか各種ネットワーク機器の運用・保管業務を行っている。近年の省エネ法改正をうけ、データセンター利用客側にエネルギー使用量の定期報告などが義務化されており、非化石エネルギー転換に向けた動きが今後加速するとみられている。
一般的に、環境価値を示す非化石証書を購入できるのは小売り電気事業者に限られている。そこでIIJでは、データセンターサービス利用者の脱炭素化推進のため、4月に一般社団法人日本卸電力取引所の非化石価値取引会員に加入した。これにより、IIJはFIT非化石証書の直接調達ができるようになる。
非化石証書に基づいた実質再生エネルギー由来電力を希望客に供給する取り組みは今夏開始の予定。
合わせてIIJでは、環境価値付き電力を白井DCC利用客間で割り当てるためのマッチングプラットフォームに関して、実証実験を行った。関西電力株式会社が開発中の「電力・環境価値P2Pトラッキングシステム」に実際の電力データを適用。電力供給の割り当て、証明が適切に自動化できているか検証した。2023年度中には、プラットフォームの商用化に向けた追加検証なども計画している。
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