欧州天然ガス価格は、今冬の契約よりも夏場の供給向けが割高になっている。欧州の現在のガス在庫は十分な水準だが、在庫の再構築では新たな課題に直面することを示している。
指標になっているガス先物は2、3月限の価格が6、7月限よりも1ユーロ程度安く取引されており、価格差は1月を通して拡大している。
不安定な状況がなお続いているが、トレーダーはここ数週間で、今冬は欧州では供給問題はほぼないとの見方を強めたことを示している。1メガワット時当たり30ユーロ未満の取引価格は昨夏以来の低水準に近い。
欧州の今後の課題は、次の冬に備えて十分な在庫を貯蔵することだ。また今夏に猛暑となれば、その分冷房需要が高まる可能性も意味する。2023年はすでに記録的な暑さだった。
欧州の天然ガス指標であるオランダ期近物はアムステルダム時間午前9時28分時点でほぼ変わらずの28.93ユーロだった。
原題: It Costs More to Buy Gas for Summer Than This Winter in Europe
(抜粋)
からの記事と詳細 ( 欧州ガス価格、今冬より夏の供給分が割高に-来冬向けの貯蔵に課題も - ブルームバーグ )
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