[ブリュッセル 31日 ロイター] - 欧州連合(EU)の外相に当たるボレル外交安全保障上級代表は31日、3月までにウクライナに100万発の砲弾を供給するという自主目標は達成できず、期限までに届けられるのはそのうち半分強にとどまると明らかにした。
ブリュッセルで開催されたEU国防相会議の後に行った講演で述べた。
ボレル氏によると、当初の目標達成は年末となり、3月までに供給できるのは約束の約52%だという。
ただ、欧州における砲弾の生産能力はロシアのウクライナ侵攻開始以来40%増加し、2024年末までに年産140万発に達する見通し。ボレル氏は、「当初は思い通りに行かなくても、いったん物事が動き始めると加速する可能性がある」とし、加盟国に対し発注を加速するよう要請したと述べた。
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