【ニューヨーク=後藤達也】9日の米株式市場でダウ工業株30種平均は続伸して始まった。取引開始直後は前日比300ドルほど高い2万3750ドル前後。米連邦準備理事会（FRB）が9日朝、企業や州政府への総額2兆3000億ドルの資金供給を発表したことが好感された。企業の資金繰りの改善につながるとの見方から低格付け社債の価格は大きく上昇（金利は低下）した。
FRBは米議会が3月に決めた2兆ドルの景気対策の一環で資金供給することを決めた。従業員が500～1万人の企業に6000億ドルの資金を融通するほか、大企業向けに社債など7500億ドルを買い取る。FRBはダブルB格の一部など低格付け債も購入対象とする。9日の市場では低格付け債を投資対象とする上場投資信託（ETF）の価格が6%以上上昇した。
ダウ平均の先物はFRBが発表する直前は2万3000ドル強で取引されていた。FRBの発表以降でダウ平均は700ドルほど上昇した。業種別ではエネルギーや不動産など3月以降に大きく売られていた銘柄の上昇が目立っている。
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April 09, 2020 at 06:42AM
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NYダウ300ドル高、FRB資金供給で 低格付け債も堅調 - 日本経済新聞
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