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Tuesday, June 9, 2020

タカチホ、アウトドア強化 「3密」回避のニーズ取り込み - 信濃毎日新聞

 土産品卸のタカチホ(長野市)は、テントなどキャンプ用品のレンタルを始め、アウトドア用品事業の強化に乗り出した。5月末には専用の通販サイトを設置。来年3月までにキャンプ場の運営受託も構想する。近年のアウトドアブームに加え、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、人混みを避けた自然体験ニーズが高まると予測。新型コロナの影響で土産物需要が落ち込む中、初心者らのキャンプ体験を促し、アウトドア用品の販売増につなげる。

 レンタルできるのは、スノーピーク(新潟県三条市)やゼインアーツ(松本市)のテントや日よけ用のタープ計7種類。1泊2日の場合、定価18万円のテントなら1万8千円と1割程度のレンタル料で借りられる。前日の貸し出し、翌日の返却のどちらかなら追加料金は不要。県内に3店展開するアウトドア用品店「バンバン」のうち、高田店(長野市)で始め、いすやテーブル、調理器具など品ぞろえを順次増やす方針だ。

 同社によると、一流ブランドのキャンプ用品を一式そろえるには20万〜30万円ほどかかる。担当者は「レンタルなら、一流ブランドの頑丈で組み立てが簡単なテントの品質を安価に体感してもらえる」と説明。アウトドア用品の通販サイトは、感染拡大による店舗への来店自粛に対応して開設した。キャンプ場の運営は県内で1カ所受託する考えで、レンタルや販売との相乗効果を狙う。

 バンバンは従来、釣り具販売が中心だったが、ここ数年は全店でキャンプ用品の売り上げが釣り具を上回るようになった。タカチホのアウトドア用品事業は、2020年3月期の売上高が6億2200万円と全体の1割にも満たないが、前期比9・2%増と着実に成長を続けている。

 久保田一臣社長は「県をまたいだり、『3密』が懸念されたりする旅行の需要はしばらく戻らず、主力の土産関連の事業は厳しい状況が続く。土産の回復を図りながら、キャンプ人口の裾野を広げ、アウトドア用品事業を拡大したい」と話している。

(6月10日)

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