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Friday, November 20, 2020

時代のニーズに第11世代CoreやThunderbolt 4など最新技術をマッチした富士通15.6型ノートPC「LIFEBOOK WT1/E3」 - ASCII.jp

テレワーク+出社という新しいワークスタイルにピッタリな1台

2020年11月21日 15時00分更新

文● 八尋 編集●ASCII

「LIFEBOOK WT1/E3」

 富士通クライアントコンピューティングが販売する「LIFEBOOK WT1/E3」は、同社の長年ノートパソコンを開発してきた知見に加え、現代のニーズにしっかりと焦点を合わせてつくられたと感じる15.6型ノートパソコンだ。加えて、最新の第11世代Coreを搭載するなど、最新技術もしっかりと搭載しているのも特徴となっている。

15.6型ながら重さは約1.39kg、テレワークと出社を両立できる1台

厚さは18.4mmと15.6型としては薄いほう

 LIFEBOOK WT1/E3のサイズは、およそ幅360×奥行235.5×高さ18.4mmで、重さは約1.39kg。個人的にカバンに入れて持ち運べる15.6型ノートパソコンは、2kg以下であってほしいという思いがある。2kgを超えるマシンだと、リュックには入るけどさすがにちょっと重いと感じてしまうからだ。

 しかし、これはごくたまにリュックに入れて持ち運ぶくらいの場合であり、常時モバイルするとなると少々きつくなる。しかし、LIFEBOOK WT1/E3の1.39kgという重さであれば、モバイルマシンとして選んでも問題ない軽さだ。

 加えて、最近ではテレワーク+出社という働き方をしている人も少なくないと思う。週5日のうち、3日はテレワークで2日は出社するといった場合であれば、LIFEBOOK WT1/E3であればどちらも余裕で対応できる。

15.6型でしっかり作業領域を確保
IGZOパネルでエンタメでも存分に活躍

薄型軽量ながら、15.6型としっかり作業領域を確保。IGZOパネルで色彩も豊か

 モバイルマシンの主流は13~14型だが、それだと画面が小さく感じる人も少なくないだろう。私も今13.3型を使っているが、本体ディスプレーは外出時や会議などのときに使っており、会社のデスクでは別途ディスプレーに接続して利用している。LIFEBOOK WT1/E3の15.6型であれば、外出時や会議のときでも大きめのディスプレーで作業できるのは、かなりうれしい。

 加えて、ディスプレーはIGZOパネルを採用しているため、映り込みを抑えつつ色鮮やかな表示が可能なのもポイント。解像度は1920×1080ドットと標準的で、仕事だけでなく合間に動画を観たり、ちょっとブラウザーゲームをするといった場合にも存分に活躍してくれる。

 さらにLIFEBOOK WT1/E3は、同社のウェブ直販「富士通 WEBMART」でスペックの強化に加え、アダプターやサポート、保証サービス、Officeソフトの追加といったカスタマイズをしたうえで購入できる。中でも個人的に一番気になったのが、+9900円で追加できる充電スタンドだ。

縦置きで省スペース化が可能なうえ、外部出力も備える充電スタンド

 この充電スタンドは、LIFEBOOK WT1/E3の本体を閉じた状態で接続すれば、デスクに縦にしておいて置けるため、普通に置くのと比べるとかなり設置スペースを狭めることができる。自宅や会社で別途キーボードを使いたいけど、ノートパソコンを普通に置くスペースがないという場合にも、縦置きなので設置スペースを確保しやすい。

 加えて、充電するだけでなく、USB Type-CとHDMI出力も備えているので、充電スタンドとディスプレーを接続しておけば、LIFEBOOK WT1/E3とHDMIケーブルをいちいちつなげなくても、スタンドに置けばディスプレーで作業できる。

 実際に会社でノートパソコンをディスプレーに接続して使っているので、打ち合わせのたびにHDMIケーブルを外して、自席に戻って接続するという作業はかなり面倒に感じている。この充電スタンドがあれば、置くように設置するだけなので、その手間もかなり楽になるので、とても魅力的に感じた。予算に余裕があれば、充電スタンドを追加しての購入はかなりオススメだ。

 ちなみにこの充電スタンドに接続した状態であれば、閉じていてもCortanaやAIアシスタント「ふくまろ」も使用可能。自宅で作業する機会が増えた昨今では、この充電スタンドがあるだけで作業性はぐんと上がるだろう。

布のような質感が新しい天板とフットプリント

 LIFEBOOK WT1/E3のカラバリは、アイボリーホワイトとインディゴブルーの2色。どちらも、オフィスでも自宅の生活空間にもマッチすると感じる色合いだ。加えて、天板やフットプリント部分には、金属ではなく布のような質感の素材が採用されている。これにより、触り心地もよく、自宅の空間にも調和してくれるデザインとなっている。素材に関しては、実用性を感じつつ「富士通攻めたな」とも思わせてくれた部分だ。

さすが富士通といえる使い勝手を実現したキーボード

 キーボードは、同社のパソコンを使った人であれば釈迦に説法かもしれないが、かなり使いやすいサイズと打鍵感になっている。テンキー付きながら文字キーに加え左シフトやエンターキーといった文字入力で頻繁に使うキーのサイズはしっかりと大きめに確保。加えて、カーソルキーの付近から少しカーブする同社おなじみの「Fライン」も採用しているので、カーソルキーが少し下がった位置に配置してある。これにより、カーソルキー周囲のキーサイズを圧迫することがなく、操作のしやすさを向上させている。

 さらに、各指の力に応じてエリアごとにキーの重さを2段階に調節した2段階押下圧や、各キーをディスプレー側に向かって傾斜させ、階段形状の段差を持たせてタイピング時の快適性を向上する「ステップ型キートップ」、キートップをわずかに凹ませることで指の腹がフィットする「球面シリンドリカルキートップ」といった、技術も採用。こういった細かな配慮が、同社の高評価なキーボードを生み出しているというわけだ。

 インターフェースは、右側にThunderbolt 4(USB 4 Gen3)×2、マイク・ラインイン・ヘッドホン・ラインアウト・ヘッドセット兼用端子、右側にUSB 3.2 Gen1、SDカードスロットを配置している。

左側にUSB 3.2 Gen1、SDカードスロット

右側にThunderbolt 4(USB 4 Gen3)×2、マイク・ラインイン・ヘッドホン・ラインアウト・ヘッドセット兼用端子を配置

 最新の規格であるThunderbolt 4(USB 4 Gen3)を採用することで、最大40Gbpsの転送速度を実現。加えて、USB Power DeliveryとDisplayPort Alt Modeにも対応しているので、充電や外部出力も可能だ。また、個人的にうれしいのがSDカードスロットを搭載している点。最近では薄型軽量化の影響でmicroSDカードスロットを採用するマシンも少なくない中、普通にSDカードを差してデータを転送できるのは魅力だ。このように、最新技術を踏襲しつつ、ユーザー目線の配慮もしてくれるのは、さすがは富士通といったところだろう。

最新技術を時代のニーズにマッチさせた、すごい1台

テレワーク+出社というあたらしいワークスタイルにピッタリの1台だ

 以上のように、LIFEBOOK WT1/E3は最新技術をただふんだんに採用しているというわけではなく、しっかりと時代の、ユーザーのニーズに合わせて使っていると感じる1台だ。これは、長くユーザーの使い勝手を追求してきた同社の知見がなせる賜物といっていい。

 自宅でのメインマシンとしつつ、会社や大学など持ち運び用としても使いたいという1台を探しているのであれば、LIFEBOOK WT1/E3はその要求にピッタリ応えてくれるマシンだと思うので、ぜひ検討してみてほしい。

CPU Core i7-1165G7(2.8GHz~最大4.7GHz)、4コア/8スレッド
グラフィックス インテル Iris Xe グラフィックス
メモリー 8GB(デュアルチャネル対応)
ストレージ 約256GB SSD/約512GB SSD/約1TB SSD
ディスプレー 15.6型(1920×1080ドット)、IGZOパネル
内蔵ドライブ
通信規格 無線LAN(IEEE 802.11ax/ac/a/b/g/n)、Bluetooth 5.0
インターフェース Thunderbolt 4(USB 4 Gen3)×2、USB 3.2 Gen1、マイク・ラインイン・ヘッドホン・ラインアウト・ヘッドセット兼用端子、SDカードスロット
サイズ/重量 およそ幅360×奥行235.5×高さ18.4mm/約1.39kg
OS Windows 10 Home(64bit)

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