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Sunday, January 17, 2021

石油化学=1月11~15日:ブタジエン、供給増観測で下落|週間サマリー|マーケットニュース|マーケットニュース - リム情報開発

【アロマティクス】

 韓国積みのベンゼン相場は小反落。欧米ベンゼン相場が一時弱含む場面がみられたことを受けた。パラキシレン(PX)相場は小幅な値動きとなったが、鄭州商品取引所でのPTA先物相場の下落などに一時押し下げられた。原料コストの指標となる原油、ナフサ相場の堅調さから、いずれも大きく値を崩すような様子はみられていない。

【オレフィン】

 北東アジア着のエチレン相場は強含んだ。日本ではENEOSが保有するナフサクラッカーの再開が遅れ、2月初めごろになるとの見通しが聞かれる。このなか、不足分を補うための買付けが引き続きみられている。北東アジア向けの商談では、2月前半着の成約が1,095ドルで伝えられた。

 アジアのプロピレン市場は膠着状態となった。

 アジアのプロピレン市場は、中国需要家が国内品の供給に潤沢感があることを受け、輸入品に対する買い気が乏しく、アイデアを引き上げようとしない。一方で売り手は足元でスポット玉の売り物が多くないため、販売を急がない。こうした状況下、成約が聞かれず、膠着状態となった。

 東南アジア市場では、フィリピンメーカー1社が入札を通し1月後半積み1万2,000トンをスポット販売した。

 アジアのブタジエン相場は、いずれも弱含んだ

 アジアのブタジエン市場は中国でスチレン・ブタジエンゴム設備1基が火災で稼働停止しており、供給余剰感が強まった。また、域外品がアジア向けに売り打診されていることもあり、相場の基調が弱まっている。

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