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Sunday, January 17, 2021

CES 2021のベストTVまとめ #CES2021 - ギズモード・ジャパン

pasokpatokin.blogspot.com

バーチャル開催でも楽しみはたくさん。

今年のCESはいつもとはまったく違っていて、会場はラスベガスのホテルから完全にバーチャルになり、プレゼンはひたすらZoomの連続になりました。なので新しいTV技術を体験するのは難しかったんですが、それでも楽しみなTVがいろいろ出てきてますよ。

「人間の脳みたい」に動く、Sony Bravia XR

まずSonyはBravia XRシリーズの新しい有機EL TV、4K・8KTVの発表でCES 2021をキックオフしました。それぞれすべて、音も画質も拡張して没入感を高めるという触れ込みの新チップ・Cognitive Processor XRを搭載しています。

Cognitive Processor XRは人が画像を見るときと同じように焦点を見つけ出し被写体をよりリアルに表現できるとされています。またコンテンツを4Kから8Kにアップスケールする際に起こりがちなノイズやボケも、このチップで削減します。8Kコンテンツはまだまだ限られてるので、この時点で8KTVを買う人にはありがたい機能ですね。

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Image: Sony

新チップに加えて、Sonyの新TVには環境光センサーが搭載され、部屋の状況に合わせて明るさが調整されます。気が利いてそうですが、実際いろんな環境で試してみたいです。またOSは、Android TVからGoogle TVにアップデートしています。Bravia XRはすべてHDMI 2.1対応で4K・120fpsでの表示が可能、可変リフレッシュレート、自動低レイテンシーモード、e-ARC対応と、去年よりだいぶ進化しました。

Bravia XRには4K LEDのX95JとX90J、8K LEDのMaster Series Z9J、有機ELのMaster Series A90JとA80J、それからX90Jのスペックを微妙に変えて100インチにしたX92があります。価格は今後発表予定。

SamsungからはmicroLED・ミニLEDが続々

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Image: Samsung

Samsungからは、99インチと88インチ、そして110インチの新microLED TVが発表されました。それらを支える技術は、彼らのモジュール式巨大スクリーン「The Wall」から引き継いだものです。The Wallもすごくクールなんですが、設置にはプロの手が必要で、ただ普通にTVを箱から出して見たいだけって人にとってはやりすぎ感がありました。でも今回発表された新しいTVたちは、その点問題ありません。

またインテリアに溶け込むデザインで人気の「The Frame」にはさらなるカスタマイズの選択肢が追加されました。一方量子ドット技術搭載のミニLED TV「Neo QLED」ラインでは、従来より小さなLEDライトをより多く使うことで明るさのコントロールを向上させつつ、画面のにじみを最小限に抑えています。

それからSamsungは2021年発売のQLED 4KTV・8KTVすべてにおいて、ソーラー充電リモコンを導入しました。屋内の光でも屋外でも、またはUSB-Cでも充電できるとのことで、これでひとつ電池交換から解放されますね。

お手頃TCLも8K対応

TCLからは巨大スクリーンがかなりお手頃価格で出てくるし、人気の6-Seriesで8K対応するってことでほんとに楽しみです。

今年は85インチで少なくとも3モデル発売予定で、ひとつは4K QLED(Roku搭載)、もうひとつは8K QLED、もうひとつは1,600ドル(約16万6000円)の4-Seriesです。そう、85インチが20万円以下(日本での値付けはまだわかりませんが)と、破格の安値です。

もちろん4K QLEDと8K QLEDはもっとお高くなるでしょうけど、それでも他のメーカーの85インチと比べるとだいぶ手頃になると思われます。ただ6-Seriesの8Kに関しては、アップスケールの質を実際見てみたいところですね。そして要注意なのは、8KTVが買える値段で売ってるからって、必ずしも今買うべきとは言えないってことです。

ゲーマー要注目のPanasonic

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Image: Panasonic

Panasonicのフラッグシップ有機ELTV「JZ2000」は一見ちょっと控えめな55インチと65インチの展開ですが、ほとんどの人には十分なサイズです。有機ELはより明るくなり、オンユニットの音質が向上、eARCや自動低レイテンシーモード、可変リフレッシュレート対応といった今どきの機能にすべて対応しています。ゲーマーにとってはかなり魅力的な選択肢になりそうですが、これまた実物の動きを見てみたいところです。

LGはミニLED投入、webOSが改善(だといいな)

最後に、有機ELの王ともいえるLGがミニLED搭載TVを投入してきたのも興味深いです。ミニLEDの「QNED」ラインは4Kと8Kでの展開、それから有機ELでもC1 OLED(48インチ〜)、G1 OLED(55インチ〜)がそれぞれ発表されました。

あとはwebOSがリデザインされたんですが、これに関してはまだなんとも言えません。元々のwebOSは必ずしも悪くなくて、アップデート後のほうがむしろ他社のOSのコピーみたいで、いいんだかどうなんだかわかりません。こちらもまたハンズオンしてみた結果を待ちたいです。

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