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Tuesday, March 9, 2021

「母を支えて子を守る」コロナ禍でニーズ高まる「産後ケアの現場」|NNNニュース - 日テレNEWS24

新型コロナウイルスの影響で「子育て」に不安を抱える母親が増えています。

出産後に里帰りができず家族の援助が受けにくいため、孤立化することが要因のひとつにあげられています。

心の支えになるという産後ケア、その様子を取材しました。

「いいぞいいぞ。きょう機嫌がいい」

生後2か月半の女の子・杏ちゃんと、母親の西浦麻美さんです。

この日、育児相談をするため、札幌市内の助産院を訪れました。

(助産師)「気になっていることはありますか?」

(西浦麻美さん)「股を開いて洗っていないので、カスがたまっているのか」

(助産師)「うんちを取るときにちょっとふいてあげるとか」

西浦さんは初めて子供を授かりましたが、日々不安を抱えていたと話します。

(西浦麻美さん)「寝られないし、なんで泣いているかわからないし、旦那にも強くあたったりとか、孤独な闘いで不安は多いのかなと」

出産後、育児相談できる「産後ケア」。

授乳やもく浴などの指導のほか、母親の体調も助産師が診ます。

(北海道助産師会 高室典子代表理事)「どうしても前かがみになるでしょう?育児で(血行など)流れが悪くなって詰まって」

また、育児に追われる母親にとっておきの時間も。

手作りの野菜スープや、焼きうどんなど栄養満点の昼ごはん。

西浦さんは、食事できる時間をかみしめていました。

札幌市での「産後ケア」制度は、生後4か月未満の乳児と母親が対象です。

去年4月から9月の利用者は、218組で前年の年間利用者数の6割にも達しているといいます。

(北海道助産師会 高室典子代表理事)「実家のお母さん代わりとか、専門的なケアを考えてあげられる」

2年前に「産後ケア」の支援を設けた千歳市では。

助産師が母親のもとを訪問します。千歳市でも去年から産後ケアを利用する人が約1.8倍増えているといいます。

(葉琉くんのお母さん)「この抱き方で大丈夫ですか」

(助産院はぐくみ 渡部智佳子助産師)「自然に(足が)M字型になっていれば大丈夫です」

生後4か月の男の子・葉琉くんとお母さん。

コロナ禍で人と会う機会が減り、育児ノイローゼ気味になったと話します。

(葉琉くんのお母さん)「最初は悩んで連絡したので、助けてくださいと。病気の話や体のことも聞けるので頼りになる」

(助産院はぐくみ 渡部智佳子助産師)「外に出ることも不安。病院に行くのも不安な人が多いので、少しでも楽になったなら良かった」

母親の心の支えとなる「産後ケア」

子供を健やかに育てるためにも必要なサポートのひとつです。

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