1965年、生理用ナプキンの製造販売会社として設立された。大手との激しい競争の中、確かな吸収技術を生かしてあらゆる領域の市場に進出。取り扱う商品は、医療・介護用、ペット向け、産業資材など約600点に上る。
星川光宏社長(69)のモットーは、ニッチな市場に突き刺さる商品開発だ。「1万人いたら9900人は大手量販品を選ぶかもしれない。それでも、残り100人をターゲットとする」
オーガニックコットン100%の不織布を使ったナプキンやパンティーライナーの自社ブランド「CHE´RICOT(シェリコット)」を展開。敏感肌にも安心の素材で、大手の量産品に比べ割高だが、2019年の発売以降、「一度使ったら手放せない着け心地」と好評を得ている。
商品を▽フェミニン▽医療・介護▽ペット▽産業資材――の4分野に分類し、市場の開拓を続ける。
医療・介護では、ポータブルトイレのバケツにフィットしやすいトイレシートを商品化。排せつ物をしっかり吸収、消臭し、使用後は処理テープで結んで捨てられ、介護する人は汚物をトイレに流す手間が省ける。
産業資材では、油を吸着するマット「C&F」、肉汁や魚の水気を吸収して鮮度を保つシート「サンサーランド」、葬儀の際、
ペット用のおむつやパッド、消臭剤などは「P.one」としてペット用品店などで販売。さらに家庭向けとして、冷蔵庫の脱臭や抗菌に役立つ活性炭配合のマット、牛乳パックを再利用したキッチン油の吸収材などを商品化している。
良質の素材と確かな技術で、コロナ禍にあっても19年12月~20年11月期の売上高は、前期を上回る44億3900万円に上る。
17年には経済産業省の「地域未来
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