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Tuesday, March 22, 2022

「さらに5%節電を」停電危機に政府 東日本に電力逼迫警報 東電管内午後2時台に使用率107% - 東京新聞

22日の電力使用見通しは「非常に厳しい」となっている=東京電力「でんき予報」のサイトより(スクリーンショット)

22日の電力使用見通しは「非常に厳しい」となっている=東京電力「でんき予報」のサイトより(スクリーンショット)

 政府は、電力需給が極めて厳しい状況にあるとして、東京電力と東北電力の管内に「電力需給逼迫ひっぱく警報」を出し、家庭や企業に対して不要な照明を消し、暖房温度の設定を20度にするなど可能な限りの節電を呼びかけています。東京電力によると、電力の供給力に対する使用電力の割合を示す「使用率」は22日午後2時台で107%と、需要が供給力を上回る厳しい状態になりました。同午後3時台には98%になりました。

 萩生田光一経産相は22日午前の記者会見で、電力逼迫の理由として①16日の福島県沖の地震の影響で火力発電所が停止している②東日本が悪天候で太陽光が発電せず、日中の気温は平年より大幅に低いーを挙げています。

 その上で「家庭や職場においては、日常生活に支障のない範囲で暖房の設定温度を下げる、使用していない照明を消すなど、最大限の節電にご協力いただきたい」と要請、状況次第ではさらなる節電の協力を求める可能性もあるとしています。

 萩生田経産相は午後にも臨時会見を開き、節電が目標水準に届いていないことから「このままでは残念ながら、ブラックアウトを避けるために広範囲での停電を行わざるを得ない状況が近づいている」と指摘。午後3時から午後8時までの間に、さらに5%の節電が必要だと述べました。
 
 電力逼迫警報が発令されている東京電力の供給エリアは、東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、茨城県、栃木県、群馬県、山梨県と静岡県の東部。東北電力の供給エリアは東北6県と新潟県。

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