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Wednesday, April 20, 2022

北陸電力、EV複数台から電気一括供給 BCPサービス - 日本経済新聞

北陸電力は20日、非常時に複数台の電気自動車(EV)から建物などに電気を一括供給するサービスを導入したと発表した。3台分をまとめて供給でき、電気使用量が多い医療機器などの稼働に向く。一般的なシステムは1台分ずつ給電する方式で、多くの電気を使う施設や設備への供給には向かなかったという。行政や医療関連の機関のほか、企業の利用も想定する。

3台のEVから72時間続けて給電できた(福井県敦賀市にある北陸電力の寮)

北陸電力グループは2021年7月にEVの導入支援・管理事業に参入した。今回のサービスは同事業の顧客に提供する。独自開発した分電盤を介してEVと施設を接続し、電気を供給する。1台のEVの電池残量が低下した場合でも、電気を蓄えているEVに入れ替えることで、停電を避けながら給電できる。

福井県敦賀市にある同社の寮で実験をしたところ、災害時の電力確保期間として望ましいとされる72時間を無停電で供給できたという。事業継続計画(BCP)の充実を図る企業などに売り込んでいく。

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