[東京 18日 ロイター] - アジア時間の原油先物は上昇。ウクライナ危機の悪化で欧米が対ロシア制裁をさらに強化する可能性が高まっており、原油の供給逼迫リスクが一段と意識されている。
0030GMT(日本時間午前9時30分)現在、北海ブレント先物は1.50ドル(1.3%)高の1バレル=113.20ドル。米WTI先物は0.98ドル(0.9%)高の107.93ドル。
欧州連合(EU)がロシア産原油の輸入を段階的に禁止する可能性があるとの見方を背景に、ブレント、WTIともにイースター休暇前の14日は大幅上昇した。
EUは、ロシア産原油の禁輸に関する提案を取りまとめているが、加盟国の間でまだ合意はない。EU外交筋によると、ロシア産原油への依存度が高いドイツは即時の禁輸措置を積極的には支持していない。
週末にウクライナ情勢はさらに緊迫化。南東部マリウポリでは17日、同国軍の兵士がロシア軍による投降要求に抵抗している。
フジトミの斎藤和彦チーフアナリストは、ロシア産原油の供給減を補うための主要な産油国の増産は限定的にとどまっているため、今週も相場は強い展開が続くと予想。米原油市場が欧州向け輸出需要の拡大で逼迫するとの見方もあるという。
リビアの原油生産と輸出が抗議活動の影響で停滞していることも相場押し上げ要因となった。
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