献血減少でピンチ 他県から供給も「協力を」[06/09 20:09]
新型コロナの影響が続く中で献血に協力する人が減っていて、鹿児島県内で輸血用の血液が不足しています。県赤十字血液センターでは今後、さらに深刻な状況に陥るおそれもあるとして、献血への協力を呼びかけています。
(県赤十字血液センター献血推進課 江口秀平主事)「献血者がかなり減少している状況にある。使用している方もかなり多くなっている状況」
鹿児島市鴨池の献血施設です。献血のために訪れている人の姿はありましたが、例年と比べて少なく、特に初めての人はほとんどいないといいます。
(献血を終えた人)「母がしていたので自分もしたいという想い。献血が自分が唯一自発的にできることだと思うので続けたい」
(献血を終えた人)「2、3回献血バスで(利用した)。いつ自分もお世話になるかわからないので、役に立てるうちに役に立っておきたいという気持ちで受けている」
医療などを支える大切な献血ですが、新型コロナの感染拡大による外出控えや、イベントや事業所での献血バスの減少もあり、今、減っているといいます。
5月は例年なら大型連休の時期を中心に増える時期ですが、今年はコロナ禍だった去年よりも県内では54人、九州全体では1000人以上減りました。そして県内では先月、出血を伴う手術や事故などが相次いだことから508人分が不足し、九州の他の県から供給で補いました。
6月は梅雨もあり、例年、献血が伸び悩むことから、県赤十字は、さらに深刻な状況に陥りかねないと危機感を募らせています。
(県赤十字血液センター献血推進課 江口秀平主事)「(6月以降)雨で献血者の足がなかなか伸びてこない。台風など献血バスが持っていけない状況が考えられる。安定的な供給ができないと、病気の方、事故や手術で使う方が使えない」
県赤十字血液センターでは、鹿児島市の「献血プラザかもいけクロス」と「献血ルーム天文館」の受付時間を、6月11日(土)から17日(金)までの1週間、通常より30分遅い午後5時半までに延長するなどして、血液の確保に努めたいとしています。
(県赤十字血液センター献血推進課 江口秀平主事)「献血は簡単にできるボランティア。県民の皆様に献血の現状を知っていただきご協力を頂ければ」
また、インターネット上で予約や過去の記録確認ができポイントも貯めることができるウェブサービス「ラブラッド」の活用も呼びかけています。
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