[ローマ 11日 ロイター] - ロシアからのガス供給が減少する中、イタリア政府は省エネ対策を検討しており、国民に暖房の設定温度引き下げなどを呼びかける可能性がある。
エネルギー大手ENIは、ロシア国営ガスプロムからの11日の天然ガス供給量が過去数日の平均と比べて3分の1程度減少すると明らかにした。
ロシアからドイツに天然ガスを送る主要パイプライン「ノルドストリーム1」が定期保守点検に入ったことを受け、欧州各国は停止期間が延長される可能性を懸念している。
イタリアはロシア産ガスへの依存から脱却し、供給が逼迫する可能性のある冬までに貯蔵量の拡大を目指している。ガス供給網運営会社トップによると、現在の貯蔵率は64%。
チンゴラーニ環境相は11日の会合で「年末の数カ月間に(貯蔵率)90%に絶対に達する必要がある」と述べた。
また「今後2年で新たなサプライヤーが増加し、2024年下期までにロシアのサプライヤーからある程度独立できる見通しだが、今年の冬はやや慎重を要する」との見方を示した。
その上で、国民に省エネを求める広報キャンペーンに取り組んでいると述べた。
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