19日の米株式市場時間外取引で、米 フォード・モーターの株価が下落。同社は7-9月(第3四半期)の供給コストが見通しを10億ドル(約1430億円)上回っていると明らかにし、インフレ圧力が経済全体に波及しつつある兆しが示された。
フォードは通期の利益見通しを据え置いたものの、主要部品不足で未完成車両の在庫増加が続くことを示唆。同日の発表資料で、予想外に高いサプライチェーンのコストに見舞われていると説明した。
フォード株は時間外取引で一時5.9%安。年初来では19日の通常取引終了時点で28%下げている。
フォード以外にもフェデックスやゼネラル・エレクトリック(GE)、マクドナルドといった企業が経済的な圧力が経営を圧迫しているとの見解を示している。
フェデックスの警告は「平手打ち」、景況悪化で企業業績に懸念強まる
同社は、「利益率の高いトラックとスポーツタイプ多目的車(SUV)を中心」とする製造途中の車両数が9月末時点で4万-4万5000台近辺となると予想。ただ、年末までには完成・販売できるとの自信を示した。
7-9月期の調整後EBIT(利払い・税引き前利益)は暫定ベースで14億-17億ドルの見込み。同期の最終的な決算は来月発表される。通期の調整後EBITについては、115億-125億ドルとの従来予想を堅持している。
原題: Ford Drops as Inflation Warning Adds to Gloomy Commentary (1)、 Ford Drops After Carmaker Warns on Higher Supply Costs(抜粋)
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