来日中のハリス米副大統領は28日、東京都内で企業リーダーとの円卓会議を開き、強靱(きょうじん)な半導体サプライチェーンの構築に日本が「極めて重要な役割」を担っていると述べた。
ハリス氏は「日本と米国、世界が頼りとする必要不可欠な供給を多様化させる必要がある」と指摘。「この問題ではまた、世界の需要を一カ国で満たすことができないこともわれわれは理解している。米国と同盟国が成長でき、非常に実用的なレベルで機能できる方法で協力することが重要だ」と語った。
ハリス氏による4日間の日本・韓国訪問は、経済・安全保障面で米国とアジア同盟国間の結び付きを強化するのが狙い。韓国紙のソウル経済新聞は業界関係者の話として、日米韓に台湾を加えた新たな半導体アライアンスが初の実務レベル事前会合を27日開いたと報じた。
米政権高官の1人によると、円卓会議は米国だけでなく貿易相手国にも恩恵が及ぶとする米半導体業界支援法の利点に焦点が絞られた。
ホワイトハウスは 東京エレクトロンや ニコン、 アドバンテスト、 日立ハイテク、 レーザーテック、 サンケン電気、 昭和電工、 東洋合成、 富士通、 マイクロン・テクノロジーが会議に参加する予定としていた。ハリス氏は米製造業への新規投資やサプライチェーンの強靱さ、日本など同盟国との協力を強化する新法の活用について企業トップと話し合う計画だと政権高官は説明した。
原題: Harris Says Japan Plays ‘Critical Role’ in Chips Supply Chain (抜粋)
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